最近はいつもの様にベースの練習をしている。5弦ベースの練習だ。
いま取り組んでいるのは『ベーシストのためのリズムの強化書』という教則本である。ベース初心者の私にとってはなかなか難しく、骨のある課題曲が多い。動きそのものが難しい課題曲はそれほど多くはないが、音楽的に意味のあるフレーズが至る所にちりばめられていて、非常に勉強になる楽曲ばかりなのだ。

難易度は星の数で表されているが、スラップの課題曲は星の数が5つと大変難しい。また、5弦ベース用の教則本ではないので、ミュートを掛けるのもまた難しいのだ。
そんな私だが、この教則本に取り組みひと月ほどが経過した。毎日3時間ほど取り組み、今日漸く最後の課題が終わり、あとは実践を想定した練習曲を残すのみとなった。

昨年の11月末から始めた人生初のエレキベースはBB234からスタートした。
それがアトリエZ、ヤマハのBBP35となり今を迎える。
今は、ヤマハのTRBX605FM MAMが欲しい。あるいはナチュラルカラー。

この教則本はCDが付いているのだが、このCDが非常に良い。というのも、その内容が、メトロノームに合わせた模範演奏とメトロノームのみの演奏しかないのだ。多くの教則本のCDは模範演奏のバックにエレキやドラムなどがかっこよい伴奏をしてくれる。しかし、この教則本は模範演奏とメトロのみ。
なぜこれが良いかというと、自分の出した音が綺麗なのか汚いのか、リズムがあっているのかいないのか、強弱がそろっているのかいないのかなど、自分の音に完全にフォーカスできるようになっているからだ。確かに華やかさはない。しかし、本書にも書かれている通り、クリックのみでノリを表せないといけない。音楽の背景が見えてこないといけない。和声を感じさせられなければならない。そのために、非常に地味であるが、非常に効果のある練習になると私は思う。